このページは 2007年 07月 15日 02時12分38秒 に更新した情報です。

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具体とは?

[ 130] 具体美術宣言
[引用サイト]  http://www.ashiya-web.or.jp/museum/03education/nyumon/manifest_jp.htm

今日の意識に於ては従来の美術は概して意味あり気な風貌を呈する偽物に見える。
うず高い、祭壇の、宮殿の、客間の、骨董店のいかものたちに袂別しよう。
これ等のものは絵具という物質や布切れや金属や、土や、大理石を人間たちの無意味な意味づけによって、素材という魔法で、何らかの他の物質のような風貌に偽瞞した化物たちである。精神的所産の美名に隠れて物質はことごとく殺戮されて何ごとをも語り得ない。
具体美術は物質を変貌しない。具体美術は物質に生命を与えるものだ。具体美術は物質を偽らない。
具体美術に於ては人間精神と物質とが対立したまま、握手している。物質は精神に同化しない。精神は物質を従属させない。物質は物質のままでその特質を露呈したとき物語りをはじめ、絶叫さえする。物質を生かし切ることは精神を生かす方法だ。精神を高めることは物質を高き精神の場に導き入れることだ。
芸術は創造の場ではあるけれど、未だかつて精神は物質を創造したためしはない。精神は精神を創造したにすぎない。精神はあらゆる時代に芸術上の生命を産み出した。しかしその生命は変貌を遂げ死滅してしまう。ルネッサンスの偉大な生命群も今日では考古学的な存在以上の生命感をうけとり難い。
今日消極的ではあるけれど辛うじて生命感を保ち得ているものはプリミティヴの芸術、印象派以降の美術群であろうけれど、これ等のものは幸いにして物質の、即ち絵具を駆馳してごまかし切れなかったか、或は点描派、フォーヴィズムのように物質を自然再現の用に供しながらも殺戮するにたえなかったものたちだ。しかし今日も早やわれわれに深い感動をもたらし得ない。過去の世界だ。
ここに興味のあることは過去の美術品や建築物の時代の損傷や災害による破壊の姿に見られる現代的な美しさだ。これ等は頽廃の美としてとりあつかわれているけれど、案外人工の粉飾のかげから本来の物質の性質が露呈しはじめた美しさではないか。廃虚が案外に温く親しみ深く我々を迎え入れ、さまざまな亀裂や剥だつの美しさをもって語りかけることは物質が本来の生命をとりかえした復讐の姿かも知れない。以上の意味に於て、現代の美術ではポロック、マチュー等の作品に敬意を払う。これ等の作品は物質即ち油絵具やエナメル自体が発する絶叫である。これ等の二人の仕事はそれぞれの資質的な発見による的確なやり方で物質と取組んでいる。むしろ物質に奉仕するようでさえある。分化と統合のすさまじい効果
最近富永惣一氏、堂本尚郎氏等によってマチュー、タピエ等のアンフォルメルの美術活動が紹介されたが極めて興味深い。詳しく知ることは出来ないが紹介された論旨は同感するところが多い。既成的な形にとらわれず今生れ出て来たばかりのういういしい発現を要求する点など表現は相異しても生々しいものを要求していたわれわれの主張と不思議な一致に驚かされるところがあった。しかし可能の追求に当って、抽象美術の色・線・形等の観念的な造形のユニットが物質の特性と如何なる関係に於て把握されたかは詳かにしない。抽象性の否定については論旨がよくはわからないが、われわれは定型的な抽象美術に対しては明かに魅力を喪失し、抽象主義よりの前進が三年前具体美術協会結成の一つの合言葉であり、具体主義の名称がそのために選ばれたのも事実である。とりわけ抽象主義の求心的ななり立ちに対して必然的に遠心的な出発を考えないわけにはいかなかった。
われわれは当時──今もだが──抽象主義の最も大きな遺産は再現の芸術から真に創造の名に値する新しい主体的な空間創造の可能性を開いた点にあると考えた。
われわれは純粋創造活動の可能性を旺盛に追求したいと決心した。抽象主義的空間の具体的な把握にあたって、人間の資質と物質の特性との結合が考えられた。
個人の資質と選ばれた物質とがオートマティズムのるつぼの中で結合されたとき、われわれは未知の、未だ見て経験しない空間の形成に驚いた。オートマティズムは必然的に作家のイメージをのりこえてしまう。われわれは自身のイメージに頼るよりは空間創造の自己の方法の把握に腐心した。
例としてメンバーの一人木下淑子の場合についていえば、彼女の経歴は女学校の化学の教師にすぎないけれど、化学薬品を濾紙の上でかけ合わせることによって不思議な空間をつくり上げた。或種の予測はついてもその結果
については、薬品を操作した日の翌日にならなければわからないのだ。しかしこの不思議な物質の様相は彼女のものだ。ポロックのあと幾万のポロックが出現したか知れないがポロックの栄光は消え去りはしない。発見が尊重されねばならない。
白髪一雄は巨大な紙の上にペイントの塊を置いて激しく足で絵具をのばしはじめた。彼のこの前人未踏の方法は所謂体当りの芸術として二年この方ジャーナリズムにとりあげられたけれど、白髪一雄は何とその奇妙な制作の有様を発表したのではなく彼の資質が選択した物質と彼自身の精神の動態との対立、総合の方法を極めて首肯し得る状態で獲得しただけだ。
嶋本昭三は白髪の有機的な方法に対して、数年来機械的な操作への執心をつづけていると云ってよい。ラッカーをつめたガラス瓶を烈しくぶち破って飛びちる飛沫の絵画や、時には手製の小型の大砲に顔料をつめて、アセチレン瓦斯の爆発で飛散させた一瞬で成立する大画面
その他鷲見康夫のバイブレーターを用いた作品、吉田稔郎の単一な絵具の塊の作品等。これ等の制作行動は真面 目な襟を正させる気魄をもつことを知って欲しい。
又未知のオリジナルな世界の追求は所謂オブジェの形式で多くの作品を産んだ。これは芦屋で毎年催す野外展への条件も刺激になったと思うのだが、諸種の物質ととり組んだ作品はシュールレアリズムに於けるオブジェとは題名や意味を嫌った点でもその相異がわかると思うが、具体美術のオブジェは色を塗って折りまげた一枚の鉄板であったり(田中敦子)、赤い硬質ビニールでつくった蚊帳の如き形態であったり(山崎つる子)した。あくまでこれ等のオブジェは物質の特性とその色や形による訴えにすぎなかった。
併しわれわれは別に会として規正したわけではない。あくまで自由な創造の場である限り色々な実験が極めて活発に行われはじめた。即ち、体全体で味わう芸術、触覚の芸術、具体音楽(これは嶋本昭三が数年前から極めて興味のある実験的作品を試みている)迄ある。
嶋本昭三の歩いて感じる凹む橋の如き作品村上三郎の体ごと中に入って空を覗く望遠鏡の如き作品金山明のビニールの袋の有機的な弾力をもつ作品、等である。又田中敦子は点滅する電球で作った「衣服」と称する作品を、元永定正は水や煙の造形をはじめた。
すべて未知の世界への果敢な前進を具体美術は高く尊重する。一見ダダと比較され混同されることも多いがダダの業績を再確認しつつあるわれわれではあるが、ダダとは異って、可能追求の場に於ける所産であることを信じている。溌らつたる精神が具体の展覧会には常に流れ、新しい物質の生命の発見がすさまじい叫び声を発することをわれわれは常に願望しているのだ。

 

[ 131] 優秀なコンサルは解決策や具体的な戦略は提案しない - けんじろう と コラボろう! [ITmedia オルタナティブ・ブログ]
[引用サイト]  http://blogs.itmedia.co.jp/kenjiro/2007/07/post_78d6.html

| リアル コミュニティに学ぶ企業内SNSの運営のコツ(管理組合の理事長になってしまった編) »
大手の製造業では有名な方なのだが、一つ驚かされたのが「優秀なコンサルは解決策や具体的な戦略は提案しない」という言葉だ。もちろん、依頼内容の分野にもよるのが、基本は「何も提案しない」のだそうだ。
・一般的に良いといわれている戦略や考えを否定して、新しい視点での考えを提供する気づきを与えてくれるというパターンが多いが、絵に描いた餅であることが多い
その彼が、「提案、提言はしない」と言うのである。 それではコンサルの意味がないではないかと聞くと(飲んだ席での話なので、正確に書けないが)
・経営者層がその経験による考え、信念を変えなくてはならない提案になることが多いが、経営者層は、それまで培われてきた成功体験、興味の分野、経営理念などとの食い違いから受け入れない
・もちろん、経営者層の能力不足から受け入れられなかったり、中途半端にしか実践しないこともある。 結局は成功するかどうかは、経営者層の能力、感性、信念や現場の工夫にかかっている
・自分で考えたもの以外は信念を持って実践しない。 関係する社員の工夫と情熱がないところに成功はない。
「コンサルの対象となる事業やビジネスエリア(会社全体の場合もある)に関して、正確で、客観的な情報を整理(戦略立案する人にわかりやすい形)し、目を開かせ、クライアント(コンサル対象の企業)自身が情熱を傾けられるような戦略や新商品や事業アイディアを自ら創造し意思決定できる場をファシリテートする」ことだそうだ。
最初の客観的な情報の整理、提供以外にコンサル側で必ずやらなくてはならないものとして、「客観的な数字によるビジネスプラン(収益、投資、リソース計画など)の作成」がある。
「商品や事業の思い入れ、希望的観測、リスク回避の感情を排除した」客観的な数字で収益のForecastを立てたり、投資に必要な金額を算出することが苦手な場合が多いのでここは必ずコンサルとして行う必要がある。思い入れや希望的観測はビジネスプランを駄目にする。
お客様は商品や事業への思い入れや、失敗したときに自分にふりかかってくるやっかいごとへのリスクを回避するために「もっと売れるはずだ(こんなに売れないはずだ)」と言ってきたり、プロジェクトリーダーから「ここの数字がこの程度だと、このプロジェクトがなりたたないので、これぐらいにして欲しい(あるいは、この数字は感覚的に小さすぎる)」とか逆に「こんなに売れるという結果だと売上予算(Target)が大きくなるので小さくして欲しい」という話が出てくるが、コンサルとしては、客観的な数字と、論理的な手法での結果のみを資料として提出する。
また、コンサルにとって、文書化能力(表現力、スピード、整理手法)とプレゼンテーション(コミュニケーション)能力は重要だそうだ。 「どんな素晴らしい分析も、納期に間に合わなかったり、相手が理解できなければ意味が無い」からである。 理解できない相手が悪いのではない。
自分(事業)の置かれている状況を理解させ、自発的に腑に落ちる施策を作らせ、思い入れがあるからこそ出来ない部分を請け負うという考えを聞いて、コンサルタントと言われる人の役割の一部が理解できた気づきの時間となった。
私たちも、コンサルタントの役割、価値をもっと理解すれば、真のパートナーとして、もっと有効にコンサルタントを使え、コンサルタントに対する一部の悪いイメージも無くなっていくのでないだろうか。
私も先輩・上司から「コンサルタントは答えを創出するのではなく、『顧客が気付いてない(自らの)答えにいかにスピーディに気付かせ、それの正当性・現実性・収益性等の評価を行い、リスクがある場合にはそれに対する回避・緩和策を提示し、顧客にその取組に全霊で打ち込める環境作りをする』ためのあらゆるサポートをするのが仕事である」と教わりました。
けんじろうさんが引用されているお方の名言とはレベルが違いますが、勝手ながら個人的に非常に感銘・共感した次第です。
経営戦略企画や事業計画、解決策検討のワークショップを開くときに、参加者が必要とするであろう情報を過不足なく完璧に容易するのだそうです。 かなりの工数とパワーをかけて。 これが最も重要なファシリテートだと言ってました。
また、検討、解決のために必要な専門家ネットワークも多く持っています(私も光栄なことにその一人だと言ってくれています)。
例えば、セル方式の導入や情報共有、ISO9000、JSOX、同業他社情報ツウ、4S、MRP、、、などなどの専門家を。
はじめまして。とても面白いお話でした。コンサルって、結局こういう感じで常に、視点の斬新さとか意外な反論なんかでクライアントを驚かせるっていうのが仕事なんじゃないかと思います。クライアントだって百戦錬磨ですから、そうそう驚かない。でも「コンサルは提案しない」とか、言われるとエッって思いますよね。
実際にコンサルと長く付き合っていると、彼らはたくさん提案もしますし、最近はインプリはもちろんサービスまでやってくれます。持ってけるビジネスは全部持っていっちゃう(笑)。でも、そういう後に続くおいしい商売を誘導しているのは、こういう斬新「言葉」なんです。彼らは、文学者なんですよ。それで、こういうのに引っかかっちゃうと、数億円が・・・(笑)。
具体的な解決策、戦略を提案したら、そこに責任が生まれるじゃないですか。全く言う通りにやったのに結果が伴わないじゃないかってクレームが。書類になってたら言い逃れ出来ないし。
彼(コンサルの方)が、知っているか知らないかは会話の中では出ていませんでしたが、彼の話の中で、私が共感した事は「提案のしない」部分でした。
そうですね。 私もそう思っていましたし、今でも様々なスタイルを持っている人、会社があると思います。
また、コンサルタント会社の中には、彼のように「コンサルタント職」を担当する人意外に、上流が終わった後のお客様からの期待に応えるための、コンサル後の業者・ツール選定、構築、サポートするチームを持っているところもあります。
しかし、本当に優秀なコンサルの方は、投資以上の成果を売上、企業文化の両面で提供してくれると最近感じています。
クライアント側も自分の会社にあったコンサルを見極める力とまかせっきりにせず、本当に効果がある部分のみを依頼する能力が私たちやお客様に必要になっているのかもしれません。 貴重なコメントありがとうございます。
コメントありがとうございます。 とおりすがりさんにコメントいただけるレベルの投稿になったことをうれしく思います。コメントいただけるのを毎回楽しみにしています。(本当に)
勢いに任せて書いてしまったため、今見直すと、誤字脱字が多くありました。 時間がある時になおしておきます。
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優秀なSIerは解決策や具体的な戦略を提案する?[一般システムエンジニアの刻苦勉励] 2007/07/09 00:04
優秀なコンサルは解決策や具体的な戦略は提案しない (けんじろう と コラボろう!) のエントリが注目を集
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優秀なコンサルは解決策や具体的な戦略は提案しないというブログエントリがあって興味深かった。表題だけ見て、解決策を提示しないコンサルなんて、もっともらしいことを言って何の役にも立たない詐欺師コンサルのことかと思った。「じゃあどうすればいいんですか?」と質問されても、のらりくらりとかわす政治家のような人物をイメージしたのである。それどころか、コンサルはそれを優秀だと思っているのかと、反感さえ覚えた。で、読?...
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